ベドリッシュ弦楽四重奏団

2002年結成のベドリッシュ弦楽四重奏団は特定の型にとらわれない弦楽四重奏グループで、メンバーはあらゆる音楽の動向と様々な芸術に関心をもつよう心がけてきた。伝統的な弦楽四重奏曲のレパートリーを網羅する一方、物語作家やダンサー、俳優、画家、パントマイム役者などのアーティストともコンサートを行っている。これまで、歌手/俳優のジャック・オロニェやソウル・ミュージックのAsaらと共演。書家とのコラボレーションによる俳句をテーマとした作品においては、松尾芭蕉・小林一茶・種田山頭火らの作品の朗読と日本の書の実演、西洋音楽の演奏を融合させた舞台を創り出し、高い評価を受けた。JM France(子供ための音楽普及活動)を通して、独自の音楽教育プロジェクトにも参加。近年は、第一ヴァイオリンのジャック・ガンダールによる編曲でオーケストラ曲やピアノ曲を弦楽四重奏にアレンジした小品を多く発表し、演奏会では既存の弦楽四重奏曲と組み合わせた変化のあるプログラムを提案。フランス国内のツアーでも高い人気を誇る。

 

グループは、これまでに、パリのシテ・ド・ラ・ミュジーク、フランス国立図書館、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール等で演奏し、最近はアルプス(フランス)で行われるフェスティヴァル・アルリィに出演。2020年チュービンゲン(ドイツ)のフィールクラング・フェスティヴァル「ベートーヴェン・ツィクルス」に招聘され、ベートーヴェンとドビュッシーの弦楽四重奏を演奏して高評を得た。2016年発売のCD「セレナード・アンテロンピュ」(Bion Records)はフランス国営ラジオ局のライブ出演を含めて広く紹介され、「L’Obs」誌など高名な雑誌でも高い評価を受けた。セカンドアルバム「ミンストレル」(2019年 Bion Records)もフランス国営ラジオで取り上げられ、多くのファンを惹きつけている。同盤は日本でもリリースし、「セレナード・アンテロンピュ」は「レコード芸術」誌において優秀録音盤、「ミンストレル」は「音楽現代」誌において推薦盤に選出された。CDは東武商事株式会社を通じて日本全国のCDショップ・アマゾン等で購入可能。

 

ベドリッシュ弦楽四重奏団(仏・日本語):https://www.quatuorbedrich.com/

Bion Records(仏・日本語):https://www.bionrecords.com/

東武商事株式会社 :https://www.tobu-trading.com/classic_cd/?cat=393

 

 

ジャック・ガンダール (第1ヴァイオリン)

国立パリ高等音楽院において和声法・対位法・管弦楽法を修了し(和声法と対位法においてはプルミエ・プリ、管弦楽法では首席)、ブーローニュ=ビヤンクール地方音楽院においてヴァイオリン(プルミエ・プリならびに上級課程)・室内楽・分析・合唱指揮法・管弦楽指揮法(すべてプルミエ・プリ)を修了。アックイ・テルム国際室内楽コンクール(イタリア)において第一位。フランス・ヴァランシエンヌにて開催のE-magiciens フェスティヴァルにおいて、SACEMの最優秀映画音楽賞受賞。フリーで活動。

 

長谷川 彩 (第2ヴァイオリン)

桐朋学園大学、ボストン大学卒業。在学中に参加した音楽祭では、札幌PMFでコンサートマスターを務めた他、小澤征爾音楽監督のタングルウッド音楽祭でHenri Kohn Memorial賞を受賞。フランス・トゥール管弦楽団メンバー。

 

ジュリアン・ガバン (ヴィオラ)

ブーローニュ=ビヤンクール地方音楽院においてヴィオラと室内楽を修了し(プルミエ・プリ)、パリ地方音楽院 でも学ぶ(上級課程)。クラシック音楽のみならず最新の音楽にも様々に親しみ、ジャック・ガンダールとともに当団の創設者。

 

オレリアン・サブレ (チェロ)

国立パリ高等音楽院(プルミエ・プリ)、ボストン大学卒業。2008年よりパリ国立歌劇場管弦楽団の第一首席チェリストを務める。